ババア     2012.9.15
先日の話。

真夏日、雲ひとつ無い晴天。

俺は運動も兼ねて所沢の山の中の自宅から
所沢駅の繁華街に自転車で向かった。
暑い!猛暑!
上り下りの山道から繁華街へ・・・

ヘトヘトに成りながらも所沢駅に到着。
銀行に行って用事を済ませて、今度は帰り道。

中程になってから呼吸がおかしくなってきた。
「?・・・」
自分で「何だ?」と思いながらも足を止めずに走った。
すると、訳も無くすっ転んだ。
右の肘から出血。
血が止まらない。それでも
「いいや・・・そのうち止まるだろう」
と思い、再度自転車に乗ってまた走り始めた。

しばらくして、また転んだ。
と言うより坂道だったのですっ飛んだ。
今度は左手から転んだので左手の肘を怪我。
「??・・・」
さすがに二回目なので進むのを止めた。

息苦しいのが自分でも分かった。
「少し休もう・・・」
と思い、缶コーヒーを買い一服した。
真夏。猛暑。汗。それと怪我。
自分ながらも辛くなってきた。

さて、あと少し。
また自転車に乗って進んだ。
暑い。何しろ暑い。

今度は息苦しさが増してきたのも自分でも分かった。
すると、自分の目の前がユラユラして見えた。
「何これ?」
ユラユラがグラグラになってきた。
息苦しさが増してきた。

目の前がテレビ画面のように視野が狭い。
「あれっ?」
汗が噴出してきた。
呼吸が乱れてきた。苦しい。

あと、ほんの少しで自宅。
危ないので自転車には乗らず、引いて歩いた。
暫くして手の感覚が麻痺してきた。
自転車を握るのが辛くなってきた。

目の前がジェットコースターみたいにユラユラ揺れている。
「苦しい」と思い始めた。
息が出来ない・・・
「あれれ・・・?」
自転車こどと転んだ。

ここからの記憶が定かでは無い。

近くの民家に這って行ったのを覚えている。
「死ぬな」と思った。
というより死んで楽になりたいと思ったのも覚えている。

俺が這って助けを求めに行った、
その民家のババア、おっとおばさんから苦しんでいる俺を見て、
「ドロボー〜」と叫ばれた・・・そこから先の記憶が全く無い。
だから誰が救急車を呼んでくれたのか分からない。
お礼のしようも無い。
俺を泥棒扱いにしたババア、おっとおばさんでは無いのは確か。
何故か?・・・
未だに俺を泥棒扱いとして警察に訴えているらしい(笑)。

気が付いたら病院のベッドの上。
体中に点滴。
全身氷だらけのベッド。
ギリギリセーフだったらしい。
「あと10分遅かったら死んでたよ」
先生に言われた。半分ジョークだと思うけどね。

「熱中症」・・・怖いね。
子供の頃は真っ黒になって遊びまくってたのにね。
50過ぎの中年には勝てないんだね。

みんなも気をつけましょう。

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